お世話になったあの方へ
昼ごはんを食べている最中の出来事だった。出入り自由になっている玄関から、さっき満腹になって外へ食休みに行ったとばかり思っていたイクラが「いつか」と同じように息せき切って（？）走り込んできた。そして、「いつか」と同じように口に咥えた何かをぼとっ！と床に置いた。「・・・んぐぁ〜〜！！」叫び声といや〜な雰囲気が我が家に充満した。
ぬぁぁんとそれはスズメの死骸、それも赤アリの兵隊君オプション付き。
アリが付いていると言う事は、死後多少経過している、しかもウジが湧いていないということは、それほど長い時間経っていない。予め早朝にでも捉えて、人が集まっている時間を見計らって持ってきたのか、誰かが仕留めてなぶって殺したものを拝借してきたのか。彼のみぞ知るである。
いや、我々は君に代償を求めて食い物をやっているわけではありません。人懐こいのでついやってしまっただけです。餌付けてしまった罪滅ぼしをしているまでのことです。お礼の「大蛾」や「スズメ」は結構です。もしかして、先日玄関先に死んでいた「ネズミ」も貴方でしょうか？お気遣いなさいませぬようお願いします。
どっかの猫みたいに、札束とか当り宝くじなら、遠慮なく懐に納めるのですが・・・。
