第19事件 無断外泊

外は寒いし危険がいっぱいだもの家出イクラ物語

  外には、危険な「イタチ(仮名)」君や「クロブチ(仮名)」君や、「でぶちょんぱ(仮名)」なんかが、ウロウロしてるんだ。夜中の見回りなんかしていると、すぐにケンカになる。オイラは強いから良いけど、怪我をさせるのがイヤなんだ。さらに、家には「恐怖のニギニギ2才児」や、強気の「アワビ」兄貴なんかがいて、オイラはいつもみんなにいじめられているんだ。NNNは、あったかいし子供も居ないから、とても気持ちが良く身体を休める事ができるんだ。もお、33才(推定人間相当年齢)だから、自分の寝るところは、自分で決めてもいいと思うんだ。

 NNNには、「でっかいの」と「ちっゃいの」が居るんだけど、「でっかいの」は、食い物を良くくれて、ブラッシングもしてくれて、オイラのベッドにもなる便利な奴なんだ。「ちっちゃいの」もたまに食い物をくれて、たまにブラッシングもしいの、途中で飽きるけどベッドにもなる。がっ、オイラがホットカーペットの上で気持ち良〜〜く寝ていると、鼻先に息を吹き掛けたり、腹をもんだり邪魔をするんだ。それに、オイラ様のベッドをマクラ変わりにして、半分取り上げるんだ。こういうことは、クセになるから、オイラは、ホッペを噛んだり、頭を引っ掻いたりして、躾をしてやっているんだ。あんまり頭が良く無いらしく、今日もマクラの変わりにしている。悔しいので、ケツの穴を頭に押し付けてやった。明日はオイラのケツの穴が「ピトッ!」とひっついた頭で会社に行くのだ・・・。はっはっは、そうやって少しずつ覚えていくのだ〜!!あれはオイラ様のベッドであり、トイレであることを・・・。

(以上、イクラの無断外泊の言い訳)